BBC 食の未来: 植物工場・AIによるデジタル農業など最新アグリテックを紹介

英国放送協会(BBC)のドキュメンタリーシリーズで、人口増加と気候変動の深刻な問題に立ち向かうため、最新テクノロジーと科学的知見を駆使して食料生産をおこなう人々の取り組みを追う番組「Follow the Food / 食の未来」。

その最新シリーズ(全8話)が、1月22日(土)から、コルテバ・アグリサイエンスのスポンサーにより、BBCワールドニュースで全世界に放送されます。

BBC 食の未来: 植物工場・AIによるデジタル農業など最新アグリテックを紹介
国連によると、2014年に比べ栄養失調の人は世界で6,000万人増加しています。農業の収穫量が頭打ちになる一方で、気候変動や生物多様性の損失、病気の蔓延、そして環境問題が、急速に食料供給に影響を及ぼし始めています。

一方で、世界人口は増え続け、また多くの人が、食べ物の品質にも気を使い始めています。


今回の新シリーズでは、英国の著名な植物学者ジェームズ・ウォンが、パンデミックによって引き起こされた食料需給と物流の混乱、また気候危機に対処するために、食料生産システムをどう再構築していくべきかを見ていきます。

懐疑的に受け取られることもある「ゲノム編集」や「集約農業」など、新しい手法を大胆に取り入れ、生産性の向上を目指す世界の農家や研究者を取材します。


第一話では、ブラジルで拡大するAI技術を活用した「デジタル農業」による効率的な穀物生産、ポルトガルのトマトの超集約水耕栽培、また米カリフォルニアで低所得エリアにも健康的で新鮮な食料を、低価格で分配するシステムを構築した事業者などを紹介します。


このシリーズは、1月22日からの毎週土曜、8週に渡って放送され、他にも10階建ての工場で、人がほぼ立ち入ることのない、ロボットに厳密に管理された方法で1エーカーの土地で10エーカー分の作物を生産し、99%の水と90%の炭素排出を削減した米オハイオ州のアグリテック企業や、フードロスが問題となる中、食べ残しを肥料へと変え、屋上菜園での栽培に活用し、レストランで再び提供するグランドハイアット シンガポールの取り組みなどを紹介していきます。


BBCワールドニュース「食の未来」 第3シリーズ
1月22日から3月12日までの毎週土曜日
(土) 10:30~11:00(日本語字幕付き放送)
再放送 (日) 18:30~19:00ほか
*放送時間は、臨時ニュースなどにより変更の可能性があります。

BBC.comの特設サイトでも関連記事をご覧いただけます。
www.bbc.com/followthefood

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