日本電気株式会社(NEC)の農業ICTプラットフォーム「CropScope(クロップスコープ)」が、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)が開催する「MCPC award 2020」において、サービス&ソリューション部門 優秀賞を受賞した。
「CropScope」は、センサーや衛星写真により農作物の生育状況や土壌の状態を可視化するサービスと、AIを活用した営農アドバイスサービスで構成されています。
熟練栽培者のノウハウを習得したAIが、水や肥料の最適な量と投入時期を指示してくれるので、導入した農家にとって栽培の巧拙にかかわらず、収穫量の安定化と栽培コストの低減を実現することが可能となります。
ドローン、センサー、衛星を使ったセンシング技術とAIの活用により、少ない労力と肥料で安定した収穫量を実現。大手加工食品メーカーと協業し、日本の農業ソリューションが海外の実績で評価される成功例となり、ビジネス的にも価値ある取り組みとして評価され、今回の受賞となりました。
既に海外の大規模農場をターゲットに事業を開始(注2)しており、現在は日本市場での実用化に向けて、国内で複数の検証を実施中です。
注1:
・MCPC アワードについて https://www.mcpc-jp.org/news/award.htm
注2:
・プレスリリース(2020年3月31日)
NEC、カゴメとグローバル加工用トマト市場における戦略的パートナーシップ契約を締結
https://jpn.nec.com/press/202003/20200331_01.html
「CropScope」について
https://jpn.nec.com/solution/agri/service/farm_analysis.html
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