久留米原種育成会、きゅうりの新品種 複合耐病性『瑞帆(ミズホ)』が発売開始

(株)久留米原種育成会より、複合耐病性をもつきゅうりの新品種『瑞帆(ミズホ)』が7月より発売を開始した。初期から果実肥大が良く、長期にわたり安定した果形で抜群の秀品率を誇る品種となっている。

久留米原種育成会、きゅうりの新品種 複合耐病性『瑞帆(ミズホ)』が発売開始
久留米原種育成会はきゅうりの品種開発を行って約60年。現在、提供している品種(ウリ科)は、50種以上です。その品種は、「病気になりにくい」「栽培しやすい」など主にきゅうり生産者の方に喜ばれる品種開発を行っています。

私たちは農業に携わる全ての方の『最強のパートナー!』になるという理念のもと、きゅうり品種の研究開発・販売をメインとする事業を行っています。今回育成した『瑞帆(ミズホ)』はうどんこ病、褐斑病、べと病に強い複合耐病性です。


一昔前、きゅうり栽培では病気が蔓延して栽培途中で枯れてしまうことがあったため褐斑病やうどんこ病の耐病性品種は非常に人気がありました。

ところが褐斑病に強い品種はうどんこ病に弱かったり、ウドンコ病に強い品種は褐斑病やべと病に弱かったりということが多かったため、複数の病気に強い品種をつくることが我々のひとつの目標でした。

そして複合耐病性の開発に着手してから10年以上が過ぎ、ついにうどんこ病、褐斑病、べと病に強い複合耐病性の品種が完成!病気に強いから農薬使用回数が減って労力削減。

さらに初期から果実肥大が良く、長期にわたり安定した果形で抜群の秀品率。作型は抑制・越冬・つるおろし・半促成・雨よけと幅広い作型で栽培できます。このようにきゅうり生産者をワクワクさせる品種が今回発売した『瑞帆(ミズホ)』です。

果実は濃緑色で食味も優れており、久留米原種育成会が自信を持ってお勧めするきゅうりです。これまできゅうり栽培で納得のいく結果がでなかった方やきゅうり栽培に興味がある方、是非、お試しください。


<特性>
■うどんこ病・褐斑病・べと病に強い複合耐病性
■抑制・越冬・つる下ろし・半促成・雨除け栽培など幅広い作型に適応
■主枝の雌花率は50〜60%
■果実肥大が早く、初期からの収穫量を確保
■果形安定し、色つや良く、箱詰めしやすい
■収穫の山谷が少なく、最後まで「A品率」が高い
■枝はゆっくり伸長し、確実に動く省力型
■農薬の散布も少なくて済む


<栽培ポイント>
■定植後はスムーズに生育させ、栽培中の肥料と水を切らさないこと
■収穫は枝摘みを急がず、半放任で伸び急ぐ枝のみ摘む
■摘葉は混み合ったところより、光と風がよく入るように随時行う


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