養豚農家向け経営管理ソフトウェア「Porker」の開発・提供を主力事業とする養豚テックベンチャーである株式会社Eco-Porkは、人手不足に悩む養豚農家向けに人材企業複数社との提携を開始する。
■取組背景
豚肉は大衆肉として多くの食卓に上がる人気の食材の1つです。一方で、養豚業は他の一次産業と同様に恒久的な人手不足に悩んでおります。
国内養豚農家はこの30年で90%超が廃業しており、1989年に50,200戸いた養豚農家も2019年には4,320戸まで減少しております。国内豚肉消費量がこの30年で50万トン増加したにも関わらず供給サイドは人手不足に悩まされ、市場としては海外からの輸入に頼らざるを得ない状況になっております。
加えて、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響を受け、前述の深刻な人手不足を補っていた外国人実習生が日本へ来ることができておらず、日本国内において養豚人材を確保することが急務とされております。
■取組概要
Eco-Porkは、養豚農家向け経営管理ソフトウェア「Porker」の開発・提供を主力事業とする養豚テックベンチャーです。2019年1月の「Porker」正式ローンチ以後、2020年5月末までに市場シェア6%超を獲得する等、急速に全国の養豚農家からの認知・信頼を得ており、そのつながりを強めております。
今回の取組は、Eco-Porkがつながりを持つ養豚農家の皆様を提携人材企業各社にお繋ぎし、提携人材企業各社にて養豚業に関心のある就農希望者を募ることにより、養豚農家と就農希望者の橋渡しの一助となることを目的としております。(注:弊社が職業紹介事業を行うものではありません)
また、今回の取組により提携人材企業各社を経由して就農が決まった場合には、Eco-Porkが、当該就農者に対し、事前の養豚基礎知識等のレクチャーを行います。これによりスムーズな就農を実現すると同時に、定着率の向上を目指します。
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