世界の植物工場会議が今年の9月、ロンドンのヒースロー空港に併設したホテルにて開催される(予定)。英国は近年、政府として植物工場への支援を加速させている国の一つである。
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今回のイベントは、完全人工光型の植物工場が中心だが、太陽光(自然光)を活用した多段式栽培、タワー水耕栽培などハイテク農業分野も対象となっている。
(人工光型)植物工場は近年、世界中から投資が集まり注目テーマの一つ。異常気象やパンデミック(世界的な大流行)が起こるたびに必要性が高まり、「環境都市開発(スマートシティー)」の分野でもUAE、シンガポール、中国・台湾などが植物工場を導入している。
イベントには、米国の植物工場企業を中心に、英国や台湾の企業、日本やドイツの業界関係者、投資・金融会社(既に植物工場ビジネスへ投資を行っている複数企業も参加)などが参加予定となっている。
イベントでは、植物工場などの経営者・業界団体のトップによる講演&パネルディスカッション、ロンドンにある植物工場施設の見学や試食会などが行われる。
植物工場に関する世界会議
~Vertical Farming World Congress~
・開催場所:ルネッサンス ロンドン ヒースロー ホテル(予定)
・開催時期:2020年9月22日~24日(予定)
・詳細URL :http://www.zenithglobal.com/events/vfwc2020
対象
・植物工場、エアロポニクス(噴霧栽培)、アクアポニクス、水耕栽培(ハイドロポニクス)
・栽培技術や光源~自動化ロボット
参加予定
〇 植物工場: AeroFarms、Intelligent Growth Solutions、Jones Food Company、Root AI、Square Roots など
〇 投資会社: Ashfords、S2G Ventures、Innovate UK
〇 技術開発&研究分野: GE、ワーヘニンゲン大学(Wageningen University)
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