サンクトガーレン、乾燥処理しない生の国産ホップ「かいこがね」を使用したエール・ビールを限定販売

 神奈川のクラフトビールメーカーのサンクトガーレンは、今年8月に山梨県北杜市で収穫した“かいこがね”ホップで仕込んだ「FRESH HOP IPA(フレッシュ ホップ アイピーエー)」を2019年9月5日より数量限定で販売する。

サンクトガーレン、乾燥処理しない生の国産ホップ「かいこがね」を使用したエール・ビールを限定販売
ホップはビールの主原料で、主に香りと苦味のもとになります。通常、ビールに使うホップは夏に収穫したものを乾燥処理したものです。

1年中安定した品質のホップを使うために乾燥処理は欠かせません。しかし、その工程において香りの成分が揮発することも避けられません。

でも、このビールには、何の成分も失われていない摘みたてホップをそのまま使用しています。とれたてホップを使ったビールは、限られた場所(ビール醸造所とホップ畑の距離が近い)、限られた時期(ホップの収穫時期)しか造れない特別なものです。

サンクトガーレン、乾燥処理しない生の国産ホップ「かいこがね」を使用したエール・ビールを限定販売
かいこがねホップは国産1号ホップです。漢字で書くと“甲斐黄金”。山梨県北杜市生まれのホップで、昭和初期は市内800軒の農家が栽培していまが、今ではほんの数軒しか栽培していません。

生育段階の一時期に葉が黄金色になることから、この名前がついたと言われています。フローラルな柑橘の香りが特徴です。

国産ホップのフレーバーは、海外のものに比べると繊細です。その繊細なフレーバーを存分に引き出せるように、このビールはボディ(糖度)を極限まで落とし、ドライに仕上げています。

サンクトガーレン、乾燥処理しない生の国産ホップ「かいこがね」を使用したエール・ビールを限定販売
サンクトガーレンが北杜市のホップを使い始めたのは2012年からですが、今年は過去最高の収量を実現。2019年は約160kgのホップが収穫できた、という。
詳細情報
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