エネショウ、農福連携型の植物工場を福祉施設にて実証。有機水耕による果菜類の生産も

 株式会社エネショウでは、完全人工光型植物工場による有機水耕栽培(*)と障がい者雇用を融合した農福連携プロジェクトをスタートさせる。

具体的には、大手クラウドファンディングサイトCAMPFIREのソーシャルグッドカテゴリーにて資金の一部を調達し、地域の障がいのある方と、その家族をサポートする施設「しんよこはま地域活動ホーム」(横浜市港北区)にて実証プラントを設置する。

エネショウ、農福連携型の植物工場を福祉施設にて実証。有機水耕による果菜類の生産も
栽培方式は、LED光源を利用した完全人工光型植物工場だが、有機水耕を採用していることが特徴。社内の試験栽培では、葉野菜のほか、キュウリやトマト、ナスなどの果菜類やイチゴなどの栽培にも成功している。

エネショウ、農福連携型の植物工場を福祉施設にて実証。有機水耕による果菜類の生産もエネショウ、農福連携型の植物工場を福祉施設にて実証。有機水耕による果菜類の生産も
実証期間は1年間を予定しており、野菜の生産・販売(六次産業化も含む)を実証・マニュアル化を行い、将来的には、蓄積したノウハウを全国の福祉施設へ活用していく、という。

クラウドファンディングサイトCAMPFIRE 紹介ページ
https://camp-fire.jp/projects/view/163066


(*) 有機水耕栽培 正式には「有機質肥料活用型養液栽培」となる。なお、日本のJAS規格(Japan Agricultural Standard/日本農林規格)では、養液栽培による葉野菜・果菜類について、有機JAS認証を取得することはできない。