「近鉄ベンチャーパートナーズ」を設立。ベンチャー企業との協創により、イノベーションを推進

 近鉄グループHDは、2018年8月1日、ベンチャー企業に対する投資や協創推進を行うコーポレートベンチャーキャピタル「近鉄ベンチャーパートナーズ株式会社」を設立する。

近鉄グループの経営資源とベンチャー企業のテクノロジーや斬新なアイデアを融合することで、グループ各社の事業領域の拡大(シナジー効果)や、グループの新たな柱となる事業の創出につなげていく。

近畿日本鉄道や近鉄不動産などは、植物工場や食・農業に関わるビジネスも展開しており、近鉄グループ事業の全分野(運輸、旅行・レジャー、流通・飲食、ホテル、不動産、広告・情報サービスなど)が対象となる。


■会社概要
・会社名:近鉄ベンチャーパートナーズ株式会社
・株主:近鉄グループホールディングス株式会社(100%)
・設立:2018年8月1日(予定)
・資本金:1億円
・出資枠:20億円
・主な事業内容:
 ・技術やノウハウをもつベンチャー企業の調査、発掘
 ・事業シナジーの創出が期待できるベンチャー企業への出資


1.出資・協業する事業分野
近鉄グループ事業の全分野
(運輸、旅行・レジャー、流通・飲食、ホテル、不動産、広告・情報サービスなど)


2.想定する投資テーマ
(1)グループ事業とのシナジーの観点

[1]あらゆる事業分野で必要となる運営の効率化・省人化
[2]グローバル&ICT社会でのマーケティング、プロモーション、コミュニケーション力強化
[3]顧客ニーズの多様化に対応するサービスの高度化、付加価値向上

(2)新事業創出の観点
[1]高齢化・人口減少などに対応する新事業・サービス、地域活性化策
[2]環境・エネルギー、農業、健康・医療などの社会課題の解決を目指す新事業
[3]Fintechなど、テクノロジーの進化そのものが創出する新事業


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