株式会社JTBコーポレートセールスは、農業ITベンチャーである株式会社ファームフェス(FARMFES)と協業し、地方の耕作放棄地や遊休農地を都市の企業向けにレンタルし、地方創生に貢献するプロジェクト「RE FARM」を2017年12月5日より販売開始する。
現在、地方では高齢化や過疎化に伴う営農人口の減少により、今後農地として利用される予定のない耕作放棄地が年々増加し、農村環境への影響が社会課題にもなっています。
一方、都市の企業においては、職場環境の多様化や働き方改革の浸透により、社内行事や職場旅行の見直し、福利厚生メニューの充実などの動きが活発になっています。
JTBコーポレートセールスでは、こうした地方と都市の課題をマッチングし、新たな交流を創造するため、FARMFESが契約する農場を使った企業向けの「RE FARM」プロジェクトを開発、販売します。
「RE FARM」は比較的大規模な農園を、企業向けに特化して企画したプログラムが特徴で、企業は農場の命名権、現地での大人数での収穫体験や農家との交流、収穫物の受け取りなどのサービスを受けることができます。
また、農場は現地の農家により通年管理されるため、通常時の負担はなく、専用Webページで農家とのコミュニケーションも可能です。
本プログラム「RE FARM」を通じて、企業に対しては職場旅行や社員の家族旅行、収穫物の社員への贈呈といった福利厚生メニューとして活用いただくだけでなく、企業の地域貢献といった社会貢献活動としての価値も提供します。
また、地方に対しては耕作放棄地の増加を防ぐと同時に、都市からの人流の創出、交流を創造することにより、地域活性化の場を提供します。
プログラムの第1弾は、都心部から車で約2時間の山梨県の八ヶ岳地域の農場からスタートします。
今後は全国10拠点を開発し、その地域ならではの体験コンテンツなどを企画します。また、企業にゆかりのある地域でオリジナルの農場を開発するなど、オーダーメイドで様々なご要望にお応えします。
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