台湾南部の高雄市政府は、日本の旅行会社・シティトラベルサービス株式会社と連携し、高雄の農村体験ツアー商品「山海一日遊(仮)」を販売する。台湾での農業生産拠点である高雄では、大規模な露地栽培から太陽光利用型植物工場まで、様々な栽培方式や農産品が生産されている。
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南台湾第一の都市・高雄で体験する「農業体験&農業観光」
高雄市政府は、高校生・大学生の卒業旅行やワーキングホリデー、FAMツアー、FIT客を対象としたプロモーションなど、訪台日本人観光者獲得のための取組みを数多く行ってきました。
また、昨年度の「ツーリズムEXPOジャパン」にも出展し、日本の方々に向けて高雄観光の魅力発信を行ってまいりました。今年2017年は「農業体験&農業観光」を新たな観光資源として発信し、美しい農村の風景、そして採れたて農産物の美味しさをアピールします。
高雄の人気コーヒー店の店主が旅行商品をプロデュース
このたび販売を開始する「山海一日遊(仮)」は、果物狩りや植物染体験、陶製レンガ制作体験、客家花布ポーチ手ぬぐい体験、台湾の伝統農家料理体験など、高雄の農村・漁村の魅力が詰まった旅行商品となりました。
旅程の監修には、軽井沢で修行経験のある高雄で人気のコーヒー工房「山城黑咖啡」の店主・隋元堅氏が参加。初めて台湾を訪れる方はもちろん、南台湾への来訪経験もある方も楽しんでいただける、ツアー商品となっております。
高雄市政府農業局副局長の鄭清福氏
「農村体験は日本をはじめ、香港やシンガポールの訪台観光客に人気です。将来の目標として、観光客一人のニーズに合わせた、カスタマイズできる農村体験ツアー商品のプランニング、造成を目指していきます。」
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