農林中央金庫とラボバンク(本店:オランダ ユトレヒト)は、食品・農業関連金融分野を中心とした戦略的提携に関する覚書を締結したことを発表した。世界的な食料需要増に対応し、日本農業の成長拡大を目指すために、植物工場などオランダ農業の生産技術や経営ノウハウの移転をはかる。(図は同社のプレスリリース資料より)
農林中金とラボバンクは、同じ農業を基盤とする協同組織金融機関として、これまでの長い交流の歴史も踏まえ、その関係を更に発展させるべく、本提携を通じて、食品・農業関連金融分野を中心にグローバルに連携を深めていく。
<ラボバンクの概要>
ラボバンクは,オランダに本拠地を置き、協同組合の原則にもとづき活動する国際金融機関です。オランダ国内ではすべての金融市場におけるマーケットリーダーであり、また国際的には、食品・農業関連金融分野に注力しています。
協同組合にその源流を持つラボバンクは、協同組合金融機関として、独立した地方ラボバンク、中央機関としてのラボバンク・ネダーランド、および国際的に活動する関連会社より構成され、世界40カ国で約52,000人の従業員を擁しています。
ラボバンクは,国際的格付機関より高い格付を付与されています。また中核的自己資本(Tier 1 資本)の規模でみると,ラボバンクは世界の大手金融機関トップ30行に入る金融機関です。