日東電工は9月10日、中国・青島市に研究開発拠点を新設すると発表した。光の波長変換材料や光触媒などを研究し、農業や環境分野の製品開発に生かす。青島工業技術研究院(青島市)の構内に現地法人「日東(青島)研究院」を10月に設立する。海外の研究拠点は米国、スイス、シンガポールについで4カ所目。
青島工業技術研究院内へ中国初のR&D施設を設立
日東電工株式会社は、中国・青島市にある青島工業技術研究院内へ海外4拠点目となる研究開発センターを設立します。市場密着型R&D体制で農業・エネルギー・環境関連の新しいイノベーション・関連材料を創出していくことが目的です。本施設は、年内に会社を設立し稼働する予定です。
背景・狙い
Nittoグループは、日本、アメリカ、スイス、シンガポールの世界4極にまたがるR&D体制を確立し各エリアの特徴を活かした現地主導のグローバルR&D体制を推進しています。
このたびNittoは今後ますます重要になる中国市場での既存事業分野の成長と未来価値の創出を目指し青島市科学技術局と協定を結び、青島工業技術研究院内へ中国初の研究センターとして日東(青島)研究院を設立します。少人数でスタートし最終的に約30名規模の体制をとっていきます。
今施設ではNittoのもつ要素技術をベースに波長変換材料、光触媒材料、ナノ材料など新材料を中心に研究開発を行い、農業・エネルギー・環境に関連した分野に向けた新製品を生み出してまいります。
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