商店街の空き店舗を活用した人工光型植物工場「ウベモクファーム」の初収穫

 木材販売や住宅施工などを行う株式会社ウベモクが新規事業として開始した完全人工光型植物工場「ウベモクファーム」では、5月5日の新川市まつりにて、初収穫の野菜をサラダにして「無料試食会」を実施した。

同社では、1年ほど前から準備を進め、山口大学農学部の技術提供を受け、4月12日に播種を行った。商店街の空き店舗を利用した施設では、約15坪の室内に、育苗棚と4段の生育棚を設置。24時間体制で室温20℃・湿度60%に保たれたクリーンルームでミズナやルッコラ、グリーンケール、グリーンマスタード、ロロロッサなど7種類の野菜を栽培している。

現在は蛍光灯と一般用LEDライトを半々の割合で当てて育てているが、5月中旬ごろには独自開発したLEDライトを備えた試作機が入る予定。今後は成育に有効なライトの色の比率などを比較検証し、今秋をめどに宇部市内のレストランへの提供開始を目指すという。