東急建設の子会社、リッチフィールド美浦は7月16日、美浦村土浦に建設していたパプリカ専用の植物工場を稼働させた。国産野菜に対する消費者ニーズの高まりを受け、耕作放棄地に大型のガラス温室を設け、大手スーパーやホテルなど外食産業向けに生産する。
同社によると、パプリカの植物工場としては国内最大級。敷地約2万6千平方メートルを賃借し、約2万640平方メートルの生産施設を建設した。収穫は10月下旬から翌年6月まで約8カ月間で、初年度は年間400トンの生産を見込む。工場内には選果ラインを設け、サイズ選別も行う。
施設内では炭酸ガスを外気の約2倍発生させて生産を促進。「露地栽培と比べ約4倍の高い収量」(同社)を実現する。さらに、コンピューターシステムで室内温度や湿度を制御するほか、各作業員の収穫量なども管理。雇用は約20人を地元から採用する予定である。(記事:2013.7.14 茨城新聞より)
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