植物工場と直売所が併設したバイキングレストランを運営するG7ホールディングス100%子会社のG7アグリジャパンでは、2010年10月のオープン以来、女性やファミリー層からの支持を受け、客足も上々のようである。
ビュッフェレストラン「めぐみ」では、隣にある直売所「めぐみの郷」で販売する地元食材を普段に使った料理をバイキング形式にて提供している。店内には、完全人工光型植物工場も稼働しており、工場野菜もサラダとして提供、隣の直売所にて購入することもできる。
店内にある植物工場は、面積33m2の施設となっており、主にリーフレタス、小松菜、サラダ水菜、サンチュなどの葉物野菜を生産している。
レストランでは、生産者が見える安全・安心な食材を利用しながら、バイキング形式により和洋中・デザートと豊富なメニューを提供している。さらに、店内の植物工場を見ながら、無農薬野菜をサラダとして食べることもでき、お客様を楽しませる様々な仕組みがある。
同社でも、こうした満足のいくサービスを地元の主婦を雇用しながら、1,500~2,000円程度という手頃な料金設定で食べられることから人気を集めている、と分析している。
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