メルヘングループ合同会社は、AIやIoTセンシング技術を駆使したスマート農業に特化したAIを開発。具体的には、農業における技術継承や土壌診断、施肥設計、日常の育成状況モニタリングが簡単に確認できる「フェアリーテイル」を開発した。
開発ストーリー
離農問題を抱える国・自治体・農業法人へ次世代型農業を手にして頂きたい事から開発を開始。日本では2000年から20年で就農人口が半分以下(389万人→140万人)の深刻な後継者問題に役に立てないか
農家が持つ優れた属人技術を未来に残せないか、弊社は実証実験を繰り返し開発しました
どのようなスマート農業か
「フェアリーテイル」は、日常の農作業に必要なデータをタブレットやスマホに送信し、日常データ(気温・湿度・EC・育成状況データ)を表示させ行動解析することができます
これまでのスマート農業ではこの日常データを送信し管理監視を行うものでしたが、メルヘングループの技術で、農法の保存、属人技術の保存を可能にし、次の作業予定を指示することで役に立つ次世代営農指導を提供します
「フェアリーテイル」を駆使したAIの活用は
宮崎県が実施している「みやざき新価値創造プロジェクト」に参加している各市と連携した農業ビックデータ解析やAI土壌診断等の活用を想定しています
埼玉県内の農業法人や篤農家との取り組み「次世代型循環式農業(NexAgSDGs)」にて育苗や育成状態モニタリングを開始しており提携する岡田農園が第一期出荷を完了、深谷市場にて2月深谷ネギ1位の評価を頂きました
今後の計画はグリーンハウス、コンバイン・トラクター・農機、ECシステム、サプライチェーンシステム、太陽光発電システムとの連動を想定しています
メルヘングループ合同会社について
メルヘングループは2020年東京都渋谷区で創業、かっこいい農業を軸に農業特化型AIを開発。離農問題の解決を目指したAIカンパニーです。宇宙でピーマンを育てる、海上でネギを育てる、砂漠に花を咲かせるそんな面白く皆様が驚く未来を作ります
https://marchen.group
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現