中国・北京市科学技術委員会によると、2010年8月、北京通州区で、商業生産や研究機能を備えた国内初の植物工場(京鵬植物工場)が稼働した、という。施設は北京市通州農業モデルパーク内に建設され、敷地面積は1,289平方メートルで、人工光利用型/太陽光利用型/太陽光と人工光の併用型の3つの施設を整備した。
※ 写真は植物工場メーカーの北京京鵬環球科技股より
温湿度や光量、CO2など栽培環境は全て自動化され、高精度な苗生産ラインと、移植ロボットなどを導入することで省力化をはかりながら、無農薬栽培による高付加価値野菜の生産が行われている。
生産量は1年間で、苗12万株、野菜1,500万株となり、売上高は1,500万元以上になる計画。
北京では2012年8月にも、北京市植物工場工学技術研究センターが開設され、植物工場のほか、バイオテクノロジー・自動化技術の実証研究を行うセンターが稼働している。
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