植物工場による生産・販売事業からの撤退、今後はプラント開発に集中

 検査用LEDのシーシーエスは、新規事業として完全人工光型植物工場による野菜の生産・販売や飲食店経営(天使のカフェ)を行うフェアリーエンジェルを実質的に連結子会社化し、植物工場による様々な事業を展開してきたが、野菜の生産・販売とカフェ運営事業から撤退し、今後は設備プラントの開発に集中させることを発表した。

※ 同社では2008年12月に社名をフェアリープラントテクノロジーとして子会社化した
※ シーシーエスは全ての植物工場事業から2012年に徹底している
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 同社では、工場野菜の販路拡大や物流コストの削減に苦戦し、早期の黒字化が困難と判断した。千葉県の野菜工場をはじめ、工場で作った野菜を提供していた店舗併設型植物工場を運営する京都市北区と大津市の飲食店(天使のカフェ)2店を9月末までに閉鎖する。

福井県の植物工場は研究開発施設に転用する。フェアリープラントテクノロジー(旧フェアリーエンジェル)のカフェ事業は最大で5店舗まで展開していたが、2店舗へ縮小され、今回の閉鎖で全て撤退することになる。