プランツラボラトリー株式会社は、JR東日本グループならびに芙蓉総合リース株式会社と連携し、東北新幹線(大宮駅~小山駅間)の高架下(※1)に、完全人工光型植物工場である省エネ型屋内農場システム「PUTFARM」を設置し、グリーンリーフ等の栽培・販売を行っていく。
なお、本事業に関しては、プランツラボラトリーが「鉄道高架下農場株式会社」を設立し運営にあたります。
これまで、鉄道高架下用地は騒音・振動等の問題に加え、橋脚が一定間隔で設置されており建物の規模・形状が制限されるなどの理由により土地の活用方法が限られていました。
そこでプランツラボラトリーは、環境や土地の広さ・形状を問わずに設置できるPUTFARMの強みを生かし、JR東日本グループならびに芙蓉総合リースと連携して鉄道高架下用地の有効活用に向けてPUTFARMを展開するプロジェクトを始動いたしました。
今回設置するPUTFARMは大宮駅からほど近い、さいたま市北区に位置しており、首都圏の消費地の中での栽培を実現しています。
そのため、安全・安心な無農薬野菜を、新鮮なまま食卓までお届けすることができるほか、近年の農産物において課題となっている物流コストも低く抑えることができます。
さらに今回は、既存の建物や限られた範囲にも設置が可能なPUTFARMの特徴を生かし、居抜きの物件をリニューアルし栽培を行うことで更なる低コスト化を実現しています。
今後は、鉄道高架下用地における栽培ノウハウを蓄積し、さらなる鉄道高架下用地の有効利用に向け事業の拡大を目指します。
(※1) ニューシャトル加茂宮駅徒歩約5分
(※2)【PUTFARMとは】
プランツラボラトリーが東京大学との共同研究により開発した植物工場システム PUTFARM は、敷地の広さや屋内・屋外を問わず様々な場所に設置できることに加え、従来の植物工場と比べ導入コストは 1/2~1/3、ランニングコストについても独自の遮熱方式により大幅な削減を実現しており、すでに多くの稼働・栽培実績を上げています。
また、工場内の空間環境の最適化や、データに基づく栽培ノウハウのもと、お客様のニーズに沿った様々な品種を、安心安全かつ安定的に供給することを実現しています。
〇現地アクセス
・住所…埼玉県さいたま市北区東大成町2丁目563番地
・ニューシャトル…加茂宮駅徒歩約5分
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現