九州周遊観光活性化コンソーシアム(代表機関:トラストパーク株式会社)と、テルウェル東日本株式会社は、福岡県三潴郡大木町の「道の駅おおき」に、Wi-Fi自動販売機を備えた《全国初の【車泊 × Wi-Fi自動販売機】のコラボモデル》となる車泊拠点を開設する。
【九州周遊観光ポータル(RVパークsmart道の駅おおき)】
NTTグループであるテルウェル東日本株式会社は、自動販売機の飲料手数料を原資にWi-Fi環境の整備を行うWi-Fi自動販売機を提供しております。
トラストパーク株式会社とテルウェル東日本の2社は車泊拠点の付加価値向上の観点から、観光情報の提供や災害時におけるWi-Fi環境の提供を目的に、初めてとなるWi-Fi自動販売機と車泊のコラボモデルを「道の駅おおき」にて提供開始いたします。
施設栽培が盛んな「大木町」キノコは九州一
福岡県の南西部に位置する大木町は古くから肥沃な土地と豊富な水に恵まれ、米麦い草などの農業を中心に発展してきました。近年は施設栽培が盛んで、きのこについては九州一、アスパラは県下一、苺(あまおう)も県内有数の産地となっています。
また、全国で2番目に「ゼロ・ウェイスト宣言」をした町としても有名であり、2017年度には「資源循環のまちづくり」の取組みで「総務省ふるさとづくり大賞地方自治体表彰(総務大臣賞)」を受賞しました。
導入背景
総務省の実証事業である「IoTサービス創出支援事業」のシェアリングエコノミー分野において、九州周遊観光活性化コンソーシアムが提案した「シェアリングエコノミー型 九州周遊観光サービスモデル事業」が採択され、熊本地震被災地の復興や九州各地の観光振興を目的として車泊拠点の実証事業を開始。熊本県・長崎県の合計7拠点に車泊拠点の整備、サービスを提供しております。
< 地域課題の解決に向けて >
大木町においては、地域に宿泊施設が少なく、観光素材は豊富ですが観光商品として整備されていないものが多く、観光客に認知されず通過型地域となっています。
車泊拠点を整備することで、観光振興や地域滞在消費の促進につなげ、これら地域課題の解決に取り組んでまいります。
また、2018年3月29日にオープンした地方創生に向けた拠点施設「WAKKA(わっか)大木町地域創業交流支援センター」は、大木町の食と農の交流拠点、そして仕事づくりの場所で、レンタルキッチンやフリースペース、和室、事務室など完備されています(「みんなが輪になって集まる場所」若い人を意味する方言からWAKKA(わっか)と命名)。
WAKKA(わっか)では、新鮮なきのこのもぎ取り体験やジャガイモ掘り、リーフレタスの収穫、いちご狩り等を体験して、そのまま調理体験ができるワークショップが開催されるなど、農業振興や起業支援、観光交流などの場として利用されています。
「車泊(くるまはく)」と「WAKKA(わっか)」が連携・協力し、地域課題の解決に取り組み、観光振興や地域滞在消費の促進につなげてまいります。
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