エミレーツ開発銀行が運営するムハンマド・ビン・ラーシド・イノベーションファンドでは、UAEにて太陽光利用型植物工場を運営するピュア・ハーベスト社に対して、約1.7億円(550万ディルハム)を投資した。
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同社は、2016年10月に設立したスタートアップ・ベンチャーであり、オランダの最新版・太陽光利用型植物工場システムを導入し、野菜の生産を行っている。現在は主にトマトの試験生産に力を入れている。
同社では、環境制御や養液循環システムなどの最新技術により、過酷環境下で水資源にも限りがある中東エリアにて、食料自給率の向上を目指している。
今回の投資資金は、UAEに建設する太陽光利用型植物工場に当てられる計画。投資を行ったイノベーションファンドでは、最新の農業技術のほか、教育、再生可能エネルギー、ヘルスケア、流通、宇宙開発などにも投資を行っている。
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