中東UAE・初めての太陽光利用型植物工場ベンチャー。来年夏にトマトを初収穫

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 シリコンバレーを拠点に投資活動を行っていたSky Kurtz氏が中東UAEにベンチャー企業「ピュア・ハーベスト社」を新たに設立し、UAE現地パートナーと連携しながらオランダから最新技術を輸入し、太陽光利用型植物工場によるトマトの生産事業をスタートさせる。

UAE初・最新の太陽光利用型植物工場ベンチャー。来年夏にトマトを初収穫
植物工場施設はシリコンバレーから中東諸国に投資を行っているShorooq Investments社から100万ドルの投資を受け、その他も含め300万ドル程の資金調達を来年の1月に完了させる予定。トマトの初収穫は2017年の夏ごろを予定している。

 施設はアル・アイン市の北部、車で30分の少し離れた場所(Nahel)に建設する計画。培地にはココピートなどを活用し、点滴チューブによる自動養液供給を行う。温度・湿度やCO2濃度などもセンサーによるモニタリングと自動制御システムを導入し、1℃からの細かい温度制御を可能するハイテク植物工場を目指す。

UAEは食品の約80%を輸入に依存しており、国内にも温室ハウスによる水耕栽培にて、葉野菜やトマトなどの果菜類を生産する企業は存在している。現在、稼働している設備はオランダ、オーストラリアなどから輸入し、シンプルな栽培方式となっている。
ピュア・ハーベスト社が稼働させるようなハイテク施設はUAE初だという。

 稼働当初はトマトを生産し、その後はキュウリやパプリカなど生産品目を拡大していく計画。施設から100km圏内の消費者に対して販売を行う「UAE初の大型施設による地産地消ビジネス」を目指す。