NECとネポンは、両社が開発・提供する農業ICTクラウドサービス(ネポンブランド名:アグリネット)について、パートナー企業経由での販売や連携を行うアライアンス事業を開始した。
IoTソリューション「CONNEXIVE(コネクシブ)」を提供するNECと、温室用温風暖房機のトップメーカーであるネポンは、2012年5月よりセンサーやネットワークなどを利用して農地データの見える化や遠隔制御、コミュニケーションを実現する農業ICTクラウドサービス(ネポンブランド名:アグリネット)を施設園芸向けに提供しており、現在までに3,000以上の農家への提供実績があります。
今回、農業ICTクラウドサービスの各種機能を実現するサービス基盤を活用したパートナー企業との協業を通じて、農業に限らず食品加工・畜産・水産・製造・医療など幅広い業種への本サービス基盤の提供を推進し、事業拡大を図ります。
NECとネポンはすでに以下の企業など8社との協業を開始しており、今後3年間で合計50社との協業を計画しています。
■協業先例
・株式会社ハイテム
エッグファームオートメーション(採卵養鶏設備)内の機器稼働および作業工程を一元管理するために、本サービス基盤を採用。個別管理されていた鶏の日齢・給餌量・集卵数など約40項目の情報をクラウドで見える化し、業務効率化と経営改善を実現する。
・株式会社GRA
イチゴの新規就農者向けコンサルティング事業におけるハウスの環境センシング・環境制御に本サービス基盤を採用。新規就農者に対するハウスの遠隔管理・営農指導をサービスパッケージとして自社ブランド展開する。
・日本アイ・ビー・エム株式会社
IBM Cloudと本サービス基盤を連携させることで、篤農家の営農技術やノウハウを再現したハウス内環境制御の完全自動化の実現を目指す。大規模化を目指す生産法人への展開や、新規就農者に対する初年度からの採算事業化、生産作業の負荷低減など、AIを用いた次世代の農業ICT価値を訴求していく。
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