新潟市では、住宅等で宿泊営業が可能になる「特区民泊」を活用しながら、グリーンツーリズムを推進していく。特区民泊がある越前浜地区にて第1号の特区民泊がオープンした。
新潟市は政令市でありながら、農業・食・自然・文化など多様な田園資源があるので、この特区民泊を今後期待される訪日外国人や市外の旅行客に田園資源を楽しむ場(グリーンツーリズム)として活用し、交流人口の拡大を目指す。
第1号の特区民泊がある越前浜地区は、日本海に面し、砂丘地の農地や森林など、自然豊かなだけでなく、歴史や文化も多様で、新潟市の「移住モデル地区」に指定されています。
日本海沿いを通る国道402号線から越前浜の集落を抜けて丘を上がると、広大な庭に囲まれた洋風の建物「ガーデンソフィア」があります。
この建物は、元々は新潟市内の企業が保養所として建てたもので、海側に面した部屋からは日本海を望む雄大な景色を楽しむことができます。晴れた日は、佐渡島を見ることができます。
最大8名までの宿泊が可能です。宿泊者に施設を貸す形態になるので、食事は付きませんが、近隣には地ビール工場や日本屈指のワイナリーがあり、ここでしか味わえない魅力がたくさんあります。
施設の近くには鯉の養殖場があり、エサやり体験が可能です。また、近隣の施設と連携して、植物染めやガラス細工のワークショップ、ミニトマトの収穫体験などができ、宿泊しながら新潟市が持つ多様な田園資源をゆっくり楽しむことができます。
今後期待される訪日外国人が宿泊できるように英語での対応が可能です。もちろん、日本人の方も利用が可能なので、多く人から特区民泊と新潟市の田園資源を味わってもらいたいと思います。
■施設の名称:
「ガーデンソフィア」
■所在地:
新潟市西蒲区越前浜5108
■構造等:
木造 2階建て、延べ床面積291.77㎡(リビング1室、和室1室、洋室1室)
■最大滞在者数:
8名
■1泊の料金:
8,000円/人・日(最低2泊の利用が必要です)
■対応できる外国語の種類:
英語
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現