中央ジャカルタ市では、1.7ヘクタールの土地を都市型農業エリアとして整備する。市では、空いている施設や土地を経済活動に利用するプログラムをスタートさせ、まずは農地として唐辛子の生産を支援する。
インドネシアでは唐辛子を多く利用するが、近年は価格の乱高下が激しく、季節によっては一部の消費者しか購入できない場合もある、という。
中央ジャカルタ管理局が、農家へ肥料や種子を提供し、唐辛子の栽培が初めての場合にはトレーニングも実施している。市が整備した農地を利用して得られた利益のうち、80%が農家、20%が管理局に分配される。
今後は栽培品目の拡大を検討しており、ケール、バジル、チャイブなどのハーブ野菜も検討している。その他、都市近郊エリアでは活用されていない多くの土地があるため、様々なビジネスの展開を検討している。ただし、1つの土地が小さく分散しているため、当初は農業ビジネスでの普及を支援していく、という。