NECは、オリックス八ヶ岳農園株式会社に農業ICTクラウドサービスを提供した。オリックス八ヶ岳農園は本サービスを活用し、生食用葉物野菜の水耕栽培を行うハウス内(太陽光利用型植物工場)に設置した温度・湿度・水温などのセンサから環境データを収集・蓄積します。
これにより、ハウス環境を見える化し、作業負荷の軽減および生産効率の向上を図り、野菜の安定供給を目指します。
オリックス八ヶ岳農園は、オリックス株式会社と農業生産法人である株式会社本多園芸が共同で設立した農業法人です。2015年9月より、長野県八ヶ岳高原で運営する太陽光利用型の水耕栽培施設において、ほうれん草やルッコラなどの生食用葉物野菜を生産しています。
具体的には、水耕栽培を行うハウス内に温度・湿度・炭酸ガス濃度・照度・水温のセンサを設置し、データを定期的に収集してNECのクラウドに蓄積します。
これらのデータはグラフ化され、パソコンやスマートフォンの画面に表示できるため、ハウス内の環境を遠隔地からでもリアルタイムに把握可能となります。また、高温・低温などハウス内の異常を検出すると、即時に電子メールで通知します。
これにより、ハウス内の状態確認時における作業負荷の軽減や、収集したデータの活用による生産ノウハウの蓄積や生産効率の向上、品質・生産量の安定化などを実現します。
■農業ICTクラウドサービスについて
http://jpn.nec.com/solution/agri/
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現