NECソリューションイノベータが、農業生産工程管理(Good Agricultural Practice)に取り組む生産者や生産者団体を支援する「NEC GAP認証支援サービス」の提供を、2017年1月より開始する。
GAPとは、農業生産活動を行う上で必要な食品安全・環境保全・労働安全に関する法令等を順守し、これらの事項の実施、記録、点検、評価のPDCAサイクルを回すことにより、農業生産活動における各工程の管理・改善を行う取り組み。
GAPの導入により、「食品の安全性向上」などの多くの効果が期待されるため、近年、国内外で関心が高まっている。また、農林水産省が進める「農産物の輸出戦略」として、国際的に通用するGAPの普及・拡大が推進されている。
このサービスは、農業生産活動に伴うさまざまな情報を、食品安全・環境保全・労働安全などに関する法体系や諸制度に対応したGAPの「点検項目」に関連付けて整理し、農業生産活動における各工程の実施状況を可視化する。
これにより、GAPの取り組みにかかる生産者の負担を軽減し、農業生産活動とGAP認証・改善活動の両立を支援。また、複数のGAP規範をサポートしているため、生産者が農業生産活動に合わせて目指すGAPに、段階的に取り組むことができる。
価格は、個人生産者向けの個別認証が9,600円〜/月でユーザー数は最大5人。生産者団体向けの団体認証は初期費用100,000円、サービス利用料50,000円〜/月でユーザー数は最大150人となっている。
サービス提供開始後3年間で、500の生産者および生産者団体への導入を目指す。
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