オリックス八ヶ岳農園株式会社は、長野県八ヶ岳高原で運営する太陽光利用型植物工場・水耕栽培施設(第2期)が竣工する。これにより全栽培面積は約11,700m2、葉物野菜を年間300トン出荷する体制が整い、10月より順次出荷する、という。
オリックス八ヶ岳農園は、オリックスと農業生産法人である株式会社本多園芸が共同で設立した農業法人です。2015年9月より、太陽光利用型の水耕栽培施設において、ほうれん草やルッコラなどの生食用葉物野菜を生産しています。
水耕栽培により栽培期間を短縮させることで年間19回収穫を行い、1年を通じて野菜の生産・販売が可能となっています。
オリックスは、全国各地で事業パートナーと連携し、現在5拠点で野菜の生産事業を展開しています。生産拠点の栽培面積合計は約149,200m2となり、京セラドーム大阪約4.4個分にあたります。
温度、湿度、CO2、光量などの環境制御や水耕栽培の技術を用い「4定(定価格、定品質、定時期、定量)販売」を目指しています。
生産した野菜は、オリックスグループの営業ネットワークなどを活用し、主に首都圏や中部圏、関西圏の小売業や飲食業のお客さまへ安定的に販売しています。
また、2016年には農業の専任チームを改組し、農事業部を新設。販路をさらに拡大しながら本格的な事業展開を行っています。
*野菜300トンは、国民一人当たりの年間緑黄色野菜消費量約11,600人分(参照:農林水産省「平成25年1月 野菜の消費をめぐる状況について」)にあたります。
■ 会社概要
会社名 : オリックス八ヶ岳農園株式会社
設立 : 2015年4月10日
所在地 : 長野県諏訪郡富士見町立沢1312
代表者 : 飯島 俊輔
■ 施設概要
栽培面積 : 約11,700m2(2期工事合計)
栽培方法 : 水耕栽培(農薬不使用)
生産品目 : ほうれん草、ルッコラ、春菊、クレソン 他
主な出荷先: 関東、中部、関西
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