ケイエルブイ、超小型の近赤外分光センサモジュールを発売。手のひらサイズで15gの小型軽量化を実現

 世界中の光学機器を取り扱う専門商社、ケイエルブイ株式会社は、Spectral Engines社の「超小型 近赤外分光センサモジュール NMシリーズ」を8月25日より販売開始する。

本製品は従来型のイメージを覆す超小型・軽量化を実現したことで、重量や大きさが障壁となり装置への組み込みには至らなかった様々なケースへの適応が可能となります。モバイル機器への組み込みはもちろんのこと、食品業界や製薬業界、農業など、その他様々な市場の生産ラインへの応用が可能です。
ケイエルブイ、超小型の近赤外分光センサモジュールを発売。手のひらサイズで15gの小型軽量化を実現
■さまざまな分野で活躍!「超小型 近赤外分光センサモジュール NMシリーズ」新発売
Spectral Engines社の分光センサーは、フィンランドのVTTテクニカルリサーチセンターにおける長年の研究に基づいたMEMS型ファブリペロー赤外分光センサーです。
「NMシリーズ」は、NIR分光測定に必要な部品を全て搭載。小型・高性能でありながら耐久性に優れており、農業、食品、飲料、ガス分析等、各用途におけるフィールド測定に適しています。

さらに、NM-Wワイヤレス反射デバイスを使用すれば、バッテリー、Bluetooth、反射光学系、ハウジングが含まれており、Androidデバイスで動作可能となります。ケイエルブイは「超小型 近赤外分光センサモジュール NMシリーズ」の販売開始とともに、即時のアプリケーションテストが可能な開発キットのご提供も開始。OEMにも対応可能ですので是非お気軽にご相談ください。

■「超小型 近赤外分光センサモジュール NMシリーズ」製品情報
【製品特長】
・手のひらサイズでわずか15g!超小型、軽量を実現

従来の近赤外分光器は、重量や大きさが障害となり装置に組み込むことが困難であることや、感度不足が問題となっていました。「NMシリーズ」は、MEMS型ファブリペロー技術の採用により、小型軽量かつ高感度化が実現。感度比較は冷却付きリニアアレイタイプと比較し約3倍の高感度となっています。

・PCBマウント設計および2つの内蔵光源でさまざまな組込センサに導入可能
「NMシリーズ」は、小型軽量に加え、組込に適するようにPCBマウントの設計がされています。また、従来品は近赤外反射測定に必要な光源を別途選定する必要がありましたが、本製品は40,000時間という長寿命の光源を内蔵しているため、組込用センサとしてより導入しやすい構造となっています。

・MEMS型ファブリペロー技術により高感度を実現。迅速な測定にも対応可能
・製薬プロセスにおけるリアルタイム品質管理
・工業製造プロセスでの個体サンプルのリアルタイム水分分析
・成分分析
・飲料およびバイオ燃料生産におけるエタノール測定

詳しくはこちらから
http://prtimes.jp/a/?f=d18854-20160825-5586.pdf
http://www.klv.co.jp/makers/spectral_engines/