発電マン・ベリーズ株式会社は、売電価格24円時代に対応する営農型太陽光発電・ソーラーシェアリング「ソラグリ(R)」を発売する。「ソーラー」+「アグリカルチャー」=「ソラグリ(R)」と名付けたソーラーシェアリングは、農地に設置された太陽光発電とその下部で行われる農業とのハイブリッド型収益モデルのこと。
これまでのソーラーシェアリングは、固定資産税の安い農地を利用して太陽光発電の収益を得るのが目的のため、農業での収益はニの次、場合によっては形だけの農業というケースがほとんどでした。
「ソラグリ(R)」は太陽光発電と農業の両方のパフォーマンスを最大にすることを目指しています。太陽光発電の部分はパネル回転システムにより通常よりも年間発電量を約10%アップさせ、下部の農地では畑ワサビなどを栽培して全量買い取ることで、ほとんどロスなく収益化できます。
太陽光発電と農業の両方のパフォーマンスを最大限にすることで、売電単価が下がった状況でも充分採算が取れるモデルです。
■今後について
当社は太陽光発電の実績が15年以上と、業界でも草分け的な存在であり、ソーラーシェアリングでも多くの実績を作ってまいりました。ただ農業がなおざりにされている状況を変えるべく、2年ほど前から自社で農業にも取り組んできました。特に当社は無農薬栽培の農業に力を入れており、今後太陽光発電と合わせて無農薬による栽培ノウハウの提案なども強化していく予定です。
ホームページ : http://www.hatsudenman.co.jp/
ソラグリ紹介ページ: http://solagri.biz/
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