井関農機が先端技術実証用の植物工場を新設。複合環境制御・光合成自動診断システムなどを導入

 井関農機はICTなどを結集した先進的な研究・実証実験用の施設として太陽光利用型植物工場を、愛媛県松山市馬木町の井関松山製造所内に新設した。

本施設では複合環境制御の他、愛媛大学との共同開発による植物の光合成状態を自動で診断する装置などの実証を行う。

植物生育診断装置では、光学レンズを導入したCCDカメラによる画像撮影解析を夜間に自動計測することができる業界初の製品となっている。

人の目には見えない光合成機能を診断し、その要因を分析することで、栽培環境や生育の変化に素早く対応できる。

井関農機が先端技術実証用の植物工場を新設。複合環境制御・光合成自動診断システムなどを導入井関農機が先端技術実証用の植物工場を新設。複合環境制御・光合成自動診断システムなどを導入
モデル実証施設となる植物工場は、軒高5メートルのダッチライト型ガラスハウスを採用。建設費用は1億円。建屋面積500平方メートルとなっている。

・植物生育診断装置:http://www.iseki.co.jp/products/sentan/sentan-03/