キユーピー・全農共同出資のグリーンメッセージが業務用サラダ野菜の製造・販売を開始

 キューピーとJA全農が連携して設立した株式会社グリーンメッセージが、5月1日より業務用サラダ野菜の製造・販売を開始する。同社は2社の合弁にて2013年12月に設立し、2015年4月の工場竣工を経て、商品の出荷に向けた準備を進めてきた。

 5月から製造・販売を開始するのは、千切りキャベツ、カットレタス、グリーンリーフなどサラダの材料となるカット野菜。JA全農の野菜調達力と、キユーピーの生産技術力・品質力を生かし、鮮度管理を徹底した国産野菜を原料とする業務用サラダ野菜を提供していく。
主な販売先は、飲食店、レストラン、CVSベンダー、惣菜メーカーなどのフードサービス市場となっている。

キユーピー・全農共同出資のグリーンメッセージが業務用サラダ野菜の製造・販売を開始

 ライフスタイルの変化により食の外部化が進み、フードサービス市場における野菜の消費量は今後ますます増加することが想定される一方、厨房や工場においては人手不足が深刻化し、作業工数を減らす、ロスを減らすなどのオペレーション提案が求められている。

同社では、こうした社会背景を好機ととらえ、ホールの野菜から、洗わずにそのまま使えるカット野菜への切り替えを提案していく、という。初年度は売上高9億円を見込み、10年後の2025年までに100億円の事業規模へと成長させる計画である。