スプレッド・JXエネルギーなど、植物工場におけるグルタチオンを利用した栽培技術の共同研究を開始

 完全人工光型植物工場を運営する株式会社スプレッド、JXエネルギー株式会社、岡山県農林水産総合センター生物科学研究所(RIBS)は、人工光型植物工場におけるグルタチオンを利用した栽培技術検討に関する共同研究契約を締結した。

グルタチオンは、3つのアミノ酸が結合した物質で、植物の光合成を活性化する作用がある一方、投与方法(量・期間)に応じて効果が変化します。これまでのRIBSの研究において、グルタチオンの効果的な使用により露地栽培(ジャガイモ等)の収穫量を最大40%増加させることに成功しております。

今回の研究では、人工光型植物工場におけるグルタチオンの最適な投与方法およびその経済性を 下記の通り検証します。人工光型植物工場における植物栽培については、近年多発する豪雨・猛暑などの異常気象に伴う食料の供給リスクや農薬の過剰使用による人体への影響および土壌汚染リスクへの対策としての関心が高まっております。
スプレッド・JXエネルギーなど、植物工場におけるグルタチオンを利用した栽培技術の共同研究を開始
1.研究期間:2016年9月から1年間(予定)
スプレッド・JXエネルギーなど、植物工場におけるグルタチオンを利用した栽培技術の共同研究を開始
2.各社の役割:
(1)RIBS グルタチオンの投与方法(量・期間)の検討
(2)スプレッド 人工光型植物工場におけるグルタチオン投与、実証データの作成
(3)JXエネルギー 実証データの分析、経済性評価、知見の提供

【会社概要】
株式会社スプレッド
設立: 2006年(平成18年)1月5日
本社所在地: 〒600-8815 京都府京都市下京区中堂寺粟田町90番地 KRP8号館
資本金: 8,740万円
事業内容: 植物工場事業の運営
ウェブサイト: http://www.spread.co.jp

スプレッドは、世界的な農業や食料問題解決を目的とした持続可能な農業の実現を目指し、人工光型植物工場のリーディングカンパニーとして、単一のレタス工場としては世界最大規模の亀岡プラントの運営を行っています。

亀岡プラントでは、毎日21,000株のレタスを生産し、工場野菜ブランド『ベジタス』として首都圏、関西をはじめとした全国約2,100店舗のスーパーで販売しております。

JXエネルギー株式会社
設立: 1888年(明治21年)5月10日
本社所在地: 〒100-8162 東京都千代田区大手町一丁目1番2号
資本金: 1,394億円(JXホールディングス株式会社の100%出資)
事業内容: 石油製品(ガソリン・灯油・重油・潤滑油等)の精製および販売、ガス・石炭の輸入および販売、石油化学製品・アスタキサンチン等機能化学品の製造および販売、電気の供給、水素の販売
ウェブサイト: http://www.noe.jx-group.co.jp

JXエネルギーは、バイオ事業に取り組んでおり、欧米を中心にサケ・マスの色調改善用天然色素としてアスタキサンチンを販売しております。また、これまでのバイオ事業で得られた知見を活かし、ヒト・植物・動物への健康・栄養に係る事業の拡大に取り組んでいます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
植物工場・農業ビジネス編集部

植物工場・農業ビジネス編集部

投稿者プロフィール

植物工場・農業分野を中心に環境制御技術に関する最新動向ニュースを配信しております。

この著者の最新の記事

関連記事

次世代農業EXPO 植物工場バナー
植物工場ビジネス・セミナー講義バナー
    ミラノ万博レポート「食と農業の未来」

過去のピックアップ記事

  1. 福島・南相馬に太陽利用型植物工場が稼働 カゴメの技術指導と全量買取
     太陽光利用型植物工場によるトマト栽培を行う響灘菜園は、カゴメと電源開発の出資を受け、2005年5月…
  2. ハイテク自動化が加速するシンガポール農業。植物工場など多段式の新技術にも注目
    国内における葉野菜の生産量11トン以上、自給率13%を占める  シンガポールでも農業のハイテク化が…
  3. 日本初の電解水設備を導入したオランダ式の太陽光利用型植物工場が高知県南国市にオープン
     整水器シェアNo.1の日本トリムが連携協定を結ぶ高知県・南国市・JA南国市・高知大学の4者との官民…
  4. 国際宇宙ステーション内の植物工場にてレタスを初めて試食
     国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士が、機内の植物工場…
  5. 野菜価格高騰からスプレッドによるミニ野菜商品の生産拡大
     完全人工光型植物工場を運営するスプレッドでは露地野菜の価格高騰を受け、ミニ植物工場野菜「ベジタスミ…
  6. 植物工場によるベビーリーフの受託生産を計画
     福井県にて大規模な完全人工光型植物工場を運営するシーシーエスは、ハウス土耕などでベビーリーフを生産…
  7. 農業先進国の台湾にて「国際果実・野菜見本市」展示会が11月に開催
     台湾国際果実・野菜専門見本市が11月10日から3日間にわたって開催される(詳細記事/出展企業紹介)…
  8. 台湾・植物工場の市場規模と参入事例調査 2015【調査報告レポート】
    一般社団法人イノプレックスでは、2013年から毎年開催されている台湾の植物工場展示会(Photoni…
  9. 台湾における植物工場の市場概要と現状分析(2)
    1.台湾における植物工場の市場概要と現状分析(2) 太陽光型の研究開発も加速。フルーツトマト市場も…
  10. エボラブルアジア、米国の農業ICTベンチャーのソフトウェア開発・エンジニア確保をベトナムにて
     One Asiaのビジョンをかかげ、アジアを舞台に、オンライン旅行事業、訪日旅行事業とITオフショ…
150629_英語ページバナー ログインページ(無料会員登録)_topside.logo
無料相談(経営相談・新規事業)バナー
151226 プレス募集バナー PR記事バナー 人材募集バナー

注目記事

  1. パナソニックエコ、施設園芸・低コスト型植物工場をターゲットに局所環境制御技術を導入
     パナソニックエコソリューションズ社は、農産物の生産効率向上と生産者負担の軽減を図る「アグリ・エンジ…
  2. ベトナム・ホーチミン市が農業の近代化プランを発表。2020年までに農家平均所得を32万円以上へ
     ここ5年間でベトナム・ホーチミン市における農業は大きく変化している。ホーチミン市は現在、24の行政…
  3. 「獺祭」の旭酒造が富士通のITクラウド農業を活用しながら原料生産へ
     富士通は8月4日、日本酒「獺祭(だっさい)」で知られる「旭酒造」と、栽培が難しい酒米「山田錦」の生…
  4. 都市近接の低コスト型植物工場にてフレッシュハーブの生産へ(アグリサーチ)
     国内外の農業資材を活用した低コスト栽培を推進する有限会社アグリサーチ(福岡県中央区)が、完全人工光…
ページ上部へ戻る