生産者やロボットメーカーなどの3社、農業生産者向けデータマネージメントモデルの開発へ

 株式会社JSOL、株式会社サラダボウル、フューチャアグリ株式会社の3社は、農業生産者向けデータマネージメントモデルの高度化を共同で進めることに合意した。
農業分野には、多様で膨大なデータが溢れていますが、それらは、長らく生産活動においてのみ利用されており、農業従事者は、他の経営行動(マーケティング・流通・販売他)を行うことがほとんど無かったために、データマネージメントによる営農モデルは、未発達の状況になっています。

今回、3社は、それぞれが保有するマネージメントロジックやノウハウを融合させることで、新たな営農手法を設計・開発し、農業を成長分野とするためのデータ整備を進めます。

生産者やロボットメーカーなど3社、農業生産者向けデータマネージメントモデルの開発へ

サラダボウルは、自らが経営管理の中核企業となり、200社を超える生産者と共同でモデルの検定・改善を進め、全体で20%の収益改善を目指します。また、データマネージメントモデルの発展型として、国内外に流通する生産者主体のサプライチェーン構想を計画しています。

フューチャアグリは、データマネージメントモデルと連動したセンシングおよび機械化の開発を行い、従来比1/10以下のコストで、生産管理システムの普及を実現します。

JSOLは、自社に保有する各種の予測ロジックを提供するとともに、共同利用型のインフラサービスを受託開発します。なお、本プロジェクトで開発されるシステムは、オープンイノベーションプラットフォームとして、広く企業・研究機関への開放を予定しております。