京都のオープンイノベーションセンターが再始動、入居企業2社が決定

 京都府は9月4日、2010年に閉館し、今年4月に国から無償譲渡された職業体験施設「私のしごと館」に入居する企業2社が決まったと発表した。入居するのは、コンピューター関連の大学や専門学校を運営する学校法人京都情報学園と、電気通信事業を展開する日本テレネット。

日本テレネットは来年4月から事業を開始する。屋上約8600平方メートルに太陽光発電パネルを設置し、発生した直流電流をオフィス用電源として利用するなどし、電気代を今の半分程度に抑える技術開発を行う。

また、発光ダイオード(LED)照明を使った植物工場を設置し、難しいとされる根菜類の栽培の実用化を進める。また、来館者が収穫した野菜などを楽しめるレストランも開く計画がある。

旧「私のしごと館」(鉄筋3階建て、延べ約3万6000平方メートル)は、厚生労働省が雇用保険料約580億円を投じて03年にオープンしたが、多額の赤字運営が批判され、10年に閉館。その後も毎年約5000万円の維持費がかかっている。
府は、名称を「けいはんなオープンイノベーションセンター」(KICK)と改め、健康医療、エネルギー・情報通信技術、農業・食料、文化・教育の研究拠点にする方針を示し、大学や企業の入居を募っていた。

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