やまこうファーム、岡山の温室ハウスにて国産コーヒーの栽培に成功。国産コーヒー豆の販売も開始

やまこうファーム株式会社は、自社の温室ハウス内で本州でも育苗が可能な国産コーヒーの栽培に成功し、初収穫した。また、同社が運営するJAPAN COFFEE PROJECT(JCP)公式サイトにて、国産コーヒー豆の販売を開始する。

JCPはやまこうファームが運営する、一般からも参加・会員登録が可能な国産コーヒーの普及・応援プロジェクト。国産コーヒーの販売情報はJCP会員へ先行して案内し、同プロジェクトの公式サイトまたは会員からの事前予約を通じて、2022年4月上旬に販売を開始予定。

やまこうファーム、岡山の温室ハウスにて国産コーヒーの栽培に成功。国産コーヒー豆の販売も開始
また、同社は新たにコーヒー農園を開設する《コーヒー農園のオーナー》を積極的に募集し、国産コーヒーの普及と生産量の増加に努めている。

今後は《コーヒーの木のオーナー》の募集も行い、一般消費者もコーヒーの木のオーナーとなって国産コーヒーを応援できるプランを企画中。


【 やまこうファームの国産コーヒー誕生の背景 】
約10年前より熱帯植物の栽培を始めましたが、栽培方法がわからず4~5年間はいい果物が作れず何度も失敗の繰り返しでした。その後、パパイヤ・バナナの栽培に成功し、次に長年の夢であったコーヒー苗が国内でようやく栽培可能になりました。

ここ数年、試験栽培を行い日本国内で栽培ができ大変美味しいコーヒー豆ができました。この豆を日本国内で栽培し、特産品として全国で販売していきたいと思います。

将来的には、全世界の人々にこの国産コーヒーを飲んでいただきたいと考えております。


【《国産コーヒー》栽培の展望 】
輸入に頼っていたコーヒーが、国内生産も可能に
日本のコーヒーの総消費量は世界でも上位に入りますが、99%は輸入品でした。やまこうファームが掲げる《JAPAN COFFEE PROJECT(ジャパン・コーヒー・プロジェクト)》が進み国産コーヒーの生産量が増えることで、国産のコーヒーをいち早く一般消費者にお届けすることができるようになります。


太陽光(ソーラー)発電とコーヒー農園の組み合わせ経営
コーヒーの木は長時間の直射日光の照射を嫌う植物ですが、ソーラーパネルの設置による遮光とコーヒー栽培との相性が良く、ソーラーを用いたコーヒー栽培がより持続の可能性が広がる農業の取り組みとして注目を集めつつあります。


新たな農業・産業の創出
やまこうファームには、国産コーヒーの栽培に価値を感じる「コーヒー好き」のビジネスパーソンが都市部から地方移住をして栽培やIT戦略・DX・SDGs(エスディージーズ)を担当するスタッフとして働いています。

コーヒー農園経営は、新たな農業・産業の創出となるだけでなく、コーヒー人気を通じて、これまで農業とは関係のなかった人材を農業や地方都市に確保できるビジネスとしても期待が持てます。


【 やまこうファーム今後の取り組み 】
コーヒー農園を観光事業化
早期の観光・体験農園の開業を目指し、誰もがコーヒーの木やコーヒーに親しめる環境を作る。地方の新たな観光スポットとして、また、アフターコロナを視野に入れた農園の経営政策として、地域の方々との共生を行いながら新たな観光産業の創出に取り組む。


コーヒー農業の6次産業化
コーヒー農園に隣接する形で、本格的なコーヒーが楽しめるコーヒースタンドや焙煎所の開設を行う。また、これまで国外に頼ってきたコーヒーの木の栽培技術、コーヒー豆の精製や加工、焙煎の技術の向上に努め、より品質の高い国産コーヒーの生産を行なう。


国産コーヒーの収量の増加
コーヒーの苗木の販売とコーヒー農園のオーナー募集事業を通じて、新規にコーヒー農園をはじめるコーヒー農園主を全国の企業・団体・個人をから広く募集し、今後は一般消費者も参加が可能な《コーヒーの木のオーナー》も募集していく。

より多くのコーヒーの木を植えて国産コーヒーの収量を増やし、一般消費者へ国産コーヒーを届ける取り組みを行なう。