ワタミ株式会社は、スーパーマーケットなどを運営する株式会社ロピアと5月4日、出向基本契約を締結した。緊急事態宣言延長に伴い、休業中のワタミ従業員がロピアの展開する食品スーパーマーケットに出向する新たな人事交流の取り組みを開始する。
■業界の垣根を越えた人事連携で雇用を確保
政府が発令した緊急事態宣言を受け、4月13日からワタミの国内外食店舗約400店で休業しています。そのため外出を控え自宅で過ごしている従業員が多い現状です。
一方、首都圏1都3県に48店舗を展開するロピアは、食品や日用品の需要拡大により客数が増加し、従業員の雇用確保が喫緊の課題となっています。
今回、業界の垣根を越えて人事面での交流を図ることで、休職扱いになっているワタミの従業員に働く場所を確保するとともに、雇用を増やしたいというロピアのニーズに応えてまいります。
■外食産業で身につけたスキルを活用
ワタミから出向する従業員は、外食店舗での接客や調理といった経験をいかし、食品スーパーマーケット「ロピア」の店内業務に当たります。
また今回の人事交流により外食事業とは異なる経験をし、新たな知見を得て視野が広がることで、出向解除後の自社の業務での相乗効果が生まれることを期待しております。
世界で猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大を乗り越えるために業界を越えて連携を図り、現在の雇用状況などの社会課題の解決に努めてまいります。
※ワタミ、ロピアでは、お客様、従業員をはじめ全ての皆様の安全を最優先に、今後も全国の店舗で実施している感染症予防の取り組みを継続するとともに、政府や自治体の方針や発表を注視し、対応を行ってまいります。
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