次世代型和牛畜産をおこなうGOODGOOD(事業ブランドGOODGOODMEAT)は、創業シリーズと、フェリシモCVCや、ロート製薬などを引受先とした増資により、総資本金額を1億9400万円に増額した。
粗飼料多給肥育(牧草牛)などの一貫生産と、精肉店、レストラン、卸売業などをワンストップで経営する次世代型和牛畜産ベンチャーGOODGOOD合同会社は、2020年3月31日をもって、株式会社フェリシモ(東証1部 3396)のCVCである株式会社hope forをリード投資家とし、
ロート製薬株式会社(東証1部 4527)、サラヤ株式会社、株式会社フジヒサリアルエステート、農業法人有限会社アズ、その他エンジェル投資家を引受先とするシリーズAラウンド増資により、創業シリーズを合わせて、資本金額を合計1億9400万円といたしました。
なお、シリーズAラウンドは4月1日以降も継続してゆきます。
■GOODGOOD合同会社とは
代表の野々宮を中心に、お肉好きの企業経営者が集まり創業した、お肉の価値の流動化を目的とした次世代型畜産ベンチャーです。
サスティナブル畜産であることを前提とし、情報化社会に創業した後発畜産企業として、生産情報や動物福祉等の情報開示に耐えられる畜産の形態や、IoTによるファームテック、金融スキームなどを積極的に導入しています。
管理放牧による、牧草和牛の一貫生産牧場や、精肉店、飲食店、卸売業などをワンストップで経営しております。
■資金調達の目的
和牛メゾン構築、オンライン精肉店構築など、生産と販売の両輪の強化を図ってゆきます。また、畜産関連資産を流動化させるために必要な家畜動産資産の定量評価方法の構築など、必要な畜産×金融のデータ集積を開始いたします。
■創業メンバーたちからのメッセージ
GOOD GOOD MEATはお肉が好きで好きで堪らない様々な分野の経営者(貿易、金融、IT、アパレル etc..)たちが創業しました。
「自分たちが食べたい」「家族にも食べさせたい」を基準にし、【世界中の透明性の高い牧場へ自ら足を運びセレクトしてきたお肉】や、【北海道と九州の国内自社牧場で自ら責任を負って生産したお肉】を、 一貫形式で販売する畜産ベンチャーです。
規模は小さいですが、生産・加工・卸売・精肉店・飲食店をすべて自社で経営しています。僕たちの強みは【牧草牛】や【放牧豚】で、大好きなお肉が1000年後にも食べられるように持続可能な畜産を展開しています。
メインの取り扱いは、超希少な牧草和牛である【熊本県阿蘇産の阿蘇牧草和牛】、世界中のセレブが争奪戦を繰り広げている【ニュージーランド産の放牧牧草牛】、日本の養豚の常識をくつがえす【北海道十勝産の放牧豚】です。どれも美味しく安全で、星付きレストランにも多数納入しています。
お肉だけではなく、お肉を生み出す畜産がもっと身近に、そしてもっと誰もが参入しやすいように、また、もっとリスクマネーが流入しやすくなるような仕組みを構築しています。
リスクマネーとインテリジェンスの流入させ、世界人口の爆増期、人間の食料耕作地とバッティングしない畜産基盤を拡げることにより、安定的で持続可能な畜産を模索しています。
また僕たちは現在、牧草を育てる土づくりから、お肉のある人生までを【食肉文化】として、それらをすべて循環的に内包した世界初の【Wagyu Maison】(和牛メゾン)を北海道の地に構想しています。
完成してからではなく、創造のプロセスそのものをみなさんと一緒に楽しんていただける仕組みです。
「仕事」を「仕事」としていると通用しなくなってきた多様化と深化の時代。僕たちは「仕事」を「遊び」のようにマニアックに楽しんでいます。
「全ての食卓が笑顔になりますように」- GOOD GOOD MEAT の創業メンバーより
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