株式会社タベルモと、ブルネイ現地子会社Tavelmout BioFarm (B) Sdn Bhdは、生スピルリナの生産能力拡張のためブルネイに新工場を建設した。
ブルネイは、一年を通じて安定した温暖な気候のため、スピルリナの栽培に必要な光合成に最適な環境です。尚、新工場で生産した製品は本年末に日本市場で販売開始予定となります。
タベルモは、無味無臭で栄養価の高いスピルリナの特徴を最大限に活かした生スピルリナ(販売名「タベルモ」)の販売を行っています。
ちとせグループが蓄積してきた生き物(微生物、藻、動物細胞など)を育種、培養する技術に加え、スピルリナを効率的に大量栽培・加工する技術により商品化を実現しました。
藻類は光合成のみでの増殖が可能で、単位面積あたりの生産性が非常に高いことから、新たな質源として注目されています。
特に、タベルモのスピルリナは、質含有量が70%(乾燥重量ベース)と圧倒的に高く、それ以外にも、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを豊富に含む栄養価の高い新時代の食品です。
世界的な人口増加と新興国の経済発展による食生活の変化にともない、世界の質需要は今後大幅に増加することが見込まれています。
需要の成長スピードに供給が追いつかず、2030年頃には需給バランスが崩れるとの予測もあります。ブルネイ工場の竣工を受け、現在の10倍以上である生スピルリナ年間約1000トンの生産能力を持つこととなります。
<ブルネイ工場概要>
竣工 :2019年10月22日
所在地 :Bio Innovation Corridor, Plot Number 21, Spg 189 Jin Dang Kumala, Kg Tungku, Mukim Gadong A Bandar Seri Begawan BE 2119, Brunei Darussalam
敷地面積 :1ha
建物総面積 :3500㎡
従業員数 :11名
<スピルリナとは>
35億年前に誕生した藻の一種。マヤ文明時代から人々の貴重な栄養源の1つとして食されており食経験が長い。 一般的なスピルリナは、60種類以上の豊富な栄養素を持ち、質含有量が65%(乾燥重量ベース)と現在のたんぱく質源である大豆や肉よりも高いことが特徴。
藻体を乾燥し、粉末や錠剤にして健康食品として食されることが多く、海外を中心に「スーパーフードの王様として広く知られている。
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