愛知県大府市の「橘萄園」では、希少種「アリサ」「アウローラ21」等の販売を、8月中旬より順次開始する。橘萄園は今年、開園50周年を機にロゴなどを一新。リブランディングを、株式会社コムデザインラボが担当した。
■ぶどうの神様・飯塚芳幸氏直伝の幻の希少種「アリサ」を愛知で栽培
飯塚氏のぶどうと言えば、百貨店で1房1万円以上の高値が付くこともあるほどの人気品種。「ぶどうの神様」と呼ばれる飯塚氏のもとで修業を積んだ、伴 成貴さんは「橘萄園」の3代目です。
「アリサ」や「アウローラ21」など、栽培に高度な技術が必要とされ、一般的なぶどうに比べてとても手のかかる品種の栽培も行なっています。「アリサ」の栽培面積、収穫量は日本一。その味わいにすでに多くのファンが付き、人気を博しています。
■開園から半世紀を迎えた老舗ぶどう園「橘萄園」
夏はぶどう、冬はみかんを栽培している、愛知県大府市の「橘萄園」。今年で創業50年を迎え、現在3代目が全4,500坪の果樹園を受け継ぎつつ、新たな製法、新たな品種に挑んでいます。
ぶどうは、育てる人によって味わいや粒の大きさが大きく異なる果物です。橘萄園のぶどう栽培には、主に骨粉(農林水産省が安全と認めるもの)を使用し、魚肥、米ぬかなど有機肥料を施用した「土作り」に注力。
有機質肥料は果実の品質を上げ、糖度を高めるとともに、薬剤散布を最小の回数にとどめています。
■受け継いだ「橘萄園」に新風を。3代目園主、伴 成貴さん
橘萄園の半世紀の歴史を受け継ぐのは、3代目園主の伴 成貴さん。香川大学農学部で望岡教授に師事し、果樹栽培を専攻。
2012年から3年間、長野県上田市「飯塚果樹園」の飯塚氏のもとで修業を積みました。
飯塚果樹園では、植物形態・生理学や土壌肥料・微生物学など理論から、ロケット剪定や育種選抜・高接ぎなど最新の技術を習得。現在は「AAA(アリサ・アウローラ アソシエーション)」メンバーとして、認められた者しか栽培することのできない、難易度の高い希少種「アリサ」「アウローラ21」の栽培も行っています。
■橘萄園の栽培品種(ぶどう)
アリサ…皮ごと食べられる、種なしぶどう。栽培には高度な技術が必要なため、認められた栽培家しか育て上げることができないという希少種。大粒大房で、やさしい甘さとさっぱりとした風味、豊かな香りが特徴。8月中旬販売開始予定。
アウローラ21…大粒大房のぶどうで、ジューシーな果肉と芳醇な香りが特徴。程よい渋みがあるため「食べる赤ワイン」という異名を持つ、大粒大房の種なしぶどう。8月下旬販売開始予定。
そのほかの品種一例
シャインマスカット、クイーンニーナ、ティアーズレッド、デラウェア、クイーンセブン、巨峰、種なし巨峰、安芸クイーン、ゴールドフィンガー、ピオーネなど(販売時期はそれぞれ異なります。直売所では今年分の販売を終了している品種もあります)
■今年、橘萄園のリブランディングをコムデザインラボが担当
創業50年を迎える2018年、橘萄園をコムデザインラボがリブランディング。ロゴを一新し、化粧箱、紙袋、DMなどのツール類も新たなロゴを使ったものに一新しました。
ぶどうをモチーフにしたロゴマークは、「ぶどう界の王様」をイメージし、王冠と蝶ネクタイをあしらいました。ぶどうとみかんを栽培する橘萄園らしく、KITTOHENの「O」はみかんをイメージしています。
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