JAしまね、県内最大級の植物工場にてリーフレタスの生産へ

 JAしまねの子会社であるJAいずもアグリ開発では、太陽光利用型植物工場にてリーフレタスの周年生産を行う。

JAが保有する約1.7ヘクタールの耕作放棄地にて、総事業費7億円を投じ、施設面積は事務所棟も含め、約9,500m2の大型施設の建設を行う。完成は来年の初めを予定している。

JAしまね、県内最大級の植物工場にてリーフレタスの生産へ
リーフレタス生産施設。画像はイメージ
投資額の半分は、複合的な高度環境制御型による「次世代農業技術実証」として、国からの補助金を活用する。

JAしまねにおける農畜産物の販売額は383億円(2016年)、耕作放棄地の改善のため子会社にて野菜の生産・販売を行う子会社・JAいずもアグリ開発を設立している。

生産施設(温室ハウス)の正確な面積は不明だが、一般的な太陽光利用型植物工場の場合、約1haの施設では1日あたり約4,000株のリーフレタス生産が平均となっている。

売上目標は約1億4,000万円ほどを計画しており、島根県内では最大級の施設となる。生産したレタスは、仲卸業者と年間契約を締結し、関西エリアを主な販売先として見込んでいる。