JSOLと滋賀大、遺伝子発現データなどを用いた生長予測技術の開発開始

 株式会社JSOLは、国立大学法人滋賀大学と遺伝子発現データなどを用いた数理的解析手法による生長予測技術の開発に向けた取り組みを開始しました。本取り組みで構築した生長予測技術を用いて、施設園芸農業の経営高度化を目指します。

【本取り組みの背景】
 次世代施設園芸農業は、作物の周年安定供給に貢献するとともに、所得の向上や地域の雇用創出など期待される面もありますが、高い機能を有する施設の性質上、初期投資、管理費用のコスト負担が必要となり、より一層、高度な経営管理が必要になります。

 本取り組みでは、作物栽培において経時的に測定される環境データおよび国立研究開発法人理化学研究所から提供される作物の生育プロセスで得られる遺伝子発現データなどをもとに生長予測技術の構築を行います。

 本取り組みにて構築した生長予測技術を用いて、生長状態や収量の予測を行うことで、生産・販売の調整の最適化による廃棄ロスの削減、人材配置などの経営管理の高度化を可能とします。

【本取り組みの概要】
◆目的
 時系列生長データに基づく、作物の数理的解析手法による生長予測技術の開発および予測技術を活用した経営高度化

◆各社役割
・JSOL:生産現場と研究機関をつなぐシームレスなデータ連携環境の提供および予測技術を活用した経営高度化に向けたコンサルティング
 http://www.jsol.co.jp/
・滋賀大学:数理的解析手法による生長予測技術の構築
 https://www.ds.shiga-u.ac.jp/