株式会社三井住友銀行は、三進金属工業株式会社の発行する「SMBC食・農評価私募債」を買受けを実施した。
「SMBC食・農評価私募債」は、三井住友銀行と株式会社日本総合研究所が作成した独自の評価基準に基づき企業の食・農取組みを評価し、評価結果に応じた買受け条件の設定を行うとともに、取組内容に関する今後の改善余地を、簡易診断のかたちで提供するもの。
今回対象となった三進金属工業株式会社は、「経営層のコミットメント」、「消費と供給の合理化」において高い水準であると判断され、企業経営において良好な食・農取組みを実施されているとの評価になりました。
特に
(1)役員が大阪府立大学の植物工場研究センターのコンソーシアム代表幹事を努められるなど国内農業の産業化アプローチのひとつである植物工場の普及促進に貢献されている点、
(2)グループのM式水耕研究所において三つ葉の生産技術確立、産地組織化の実績があり、また新たな研究センターを設置され、これまでのノウハウの拡大・展開に取り組まれるなど水耕ならではの農産物開発・定着に努められている点、
(3)福島工場において阿武隈高地産木材を使った地域交流拠点「緑正館」を設置され、環境教育や食育を初めとするコミュニケーションを活発に実施するなど環境や地域との共生に努められている点、が高く評価されました。
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