株式会社クボタは、タイの製造・販売子会社「Siam Kubota Corporation/SKC」のコンバイン工場を拡張し、生産能力の増強により、ASEAN諸国のコンバイン事業の拡大を目指す。
1.背景
・当社は、タイ国内の農業の近代化に伴う機械化ニーズの高まりを背景に、2009年にSKCにインディカ米収穫用のコンバイン工場を建設し、生産・販売を行ってまいりました。
・2011年からは、ASEAN諸国へのコンバイン輸出を開始し、主に高馬力・高耐久機を供給してまいりました。
・その後、輸出先の増加や各国の収穫機械化に伴い、生産販売台数も順調に推移し、今後、更なる増加が見込まれています。今後の成長著しいミャンマー、フィリピン、インドネシアなどASEAN諸国のコンバイン事業を生産面から支えるため、このたびSKCのコンバイン工場を拡張する事を決定しました。
・今回の生産能力の増強と合わせて、原価低減や生産性向上を進め、より競争力の高い工場づくりをめざし、ASEAN諸国の農業の機械化の更なる発展に貢献してまいります。
2.新工場概要
所在地:タイ国チョンブリ県アマタナコン工業団地
規模:建屋面積2.75万m2
投資金額:8.2億バーツ(29.9億円) @3.65円/バーツ
生産品目:コンバイン(普通型)
生産能力:コンバイン2万台/年
稼働時期:2017年10月
【SKCの概要】
会社名:Siam Kubota Corporation Co.,Ltd
設立:2010年8月
(ザ・サイアムクボタインダストリーCo.,LtdとサイアムクボタトラクターCo.,Ltdを統合して設立)
所在地:タイ国パトゥムタニ―県ナワナコン工業団地
代表者名:木村 浩人
規模:敷地面積7.88万m2、建屋面積2.9万m2(ナワナコン本社)
資本金:約27.4億バーツ
出資比率:クボタ60%・サイアムセメントグループ40%
事業内容:トラクタ、コンバイン、エンジン、耕うん機の製造・販売
生産能力:コンバイン1.3万台/年、トラクタ9.5万台/年、エンジン10万台/年、耕 うん機10万台/年
従業員数:約2,900人(2017年1月現在)
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