住友化学の100%子会社である住化農業資材株式会社は、カット野菜事業を展開する株式会社ダイヤベルツリーフーズ(以下、DBTF)の株式を51%取得した、と発表した。
DBTFは優良な顧客基盤と、産地での野菜の集荷や加工における高い能力を有し、カット野菜の事業を着実に拡大しています。一方、住化農業資材は野菜の種子や苗などの開発・生産・販売を行っています。
近年、国内の食生活の変化に伴い、カット野菜などの加工・業務用野菜に対する需要が増加している中、住化農業資材はDBTFの株式取得により、同社の経営資源を活用して、加工・業務用野菜の種苗から農産物加工・販売までの一貫したビジネスモデルの展開を図ります。
住友化学グループは、農薬、肥料等の農業関連資材の販売やサービスの提供、さらには農業法人の運営、コメの生産・販売、農業の六次産業化などに幅広く取り組んでおり、安全・安心で効率的な農業生産を総合的に支援する「トータル・ソリューション・プロバイダー(以下、「TSP」)」型ビジネスを展開しています。
今後、住友化学が出資・運営する株式会社サンライズ西条加工センター(以下、「SRPC」)とDBTFとの連携により、SRPCへの農産物加工の技術やノウハウの波及も期待できます。当社は、TSP型ビジネスの拡充を通じて、日本の農業の持続的な発展に貢献してまいります。
<住化農業資材の概要>
会社名:住化農業資材株式会社
所在地:大阪府大阪市
資本金:2億8,400万円
社長:榎 清春
事業内容:農園芸用資材・種苗・コート種子の製造、販売
<DBTFの概要>
会社名:株式会社ダイヤベルツリーフーズ
所在地:千葉県成田市
資本金:3,000万円
社長:鈴木 正
事業内容:農産物の加工、販売等
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