前回は、水や肥料の適切量を把握してくれるセンサーが内蔵したハイテク水耕栽培キット「Click & Grow」を紹介したが(詳細記事)、この「EasyBloom Plant Sensor」は、24時間土の中に差し込むと、センサーが光、気温、水はけ具合や湿度などを検知してくれ、今の栽培環境(土壌環境)に一番ベストな作物が何かを教えてくれる。
情報のアウトプット方法も簡単。USBプラグをPCに差し込めばOK!センサーが検知した情報と、その地域の気候や日照時間などを考慮しながら、5000以上の植物データベースから、その環境に適した植物をリストアップしてくれる。
なかなか便利なツールである。
日本の農家はIT機器の導入が遅れていると言われているが(関連記事)、個人的には家庭菜園や市民農園を行う一般消費者サイドからのIT導入の方が、どんどん進歩していきそうな印象を受けます。
栽培での疑問はSNSやWikiを活用し、iPhoneアプリから、刻々と変化する環境情報を入手、外出先から携帯電話などを通じて、水の投与量や栄養量をコントロールできるようなソフトも開発されそうな予感がします(既に開発されてますが、もっと価格が安く、単純化した機能のソフト・機器が開発されることを期待します)。
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