沖縄セルラー電話による人工光型植物工場によるイチゴ生産・本格出荷へ

 沖縄セルラー電話による完全人工光型植物工場によるイチゴ栽培について、無農薬イチゴ「美ら島ベリー」の出荷が、本格的にスタートした。施設の運営は同社が新設した子会社の沖縄セルラーアグリ&マルシェが行っている。

沖縄セルラー電話による人工光型植物工場によるイチゴ生産・本格出荷へ
現在の生産量は1日3,000粒前後となっており、主に沖縄県内の洋菓子・ケーキ店などに業務用として販売している、という。収穫量が増えれば、イチゴを利用した加工品や一般消費者への販売も計画している。年間で約30トンの収穫量を目標としている。

同社は昨年12月、大宜味村の企業支援賃貸工場に入居し、植物工場を稼働。育苗や受粉といった工程を経て、6月に初収穫した。一般的なハウス栽培イチゴと同様に、S,M,L,2Lといったサイズ規格となっている。

Mサイズの場合、1粒10~14gにて糖度8~10度前後となっている。各地域や栽培品種によって規格重量は異なるが、例えば「とちおとめ」の場合でLサイズは11g以上、2Lサイズは15g以上。「あまおう」の場合もMサイズで10~15g、Lサイズで15~20gといった規格が一般的である。

沖縄セルラー電話による人工光型植物工場によるイチゴ生産・本格出荷へ
沖縄セルラーでは、以前から完全人工光型植物工場によるリーフレタスの生産を行っており、栽培に関する基本的な技術ノウハウは保有済み。

イチゴ栽培のノウハウは、大規模に完全密閉型イチゴ栽培を行っている日清紡ホールディングスから技術提供を受け、沖縄セルラーが気候や水質等の沖縄独自の栽培条件に合うように調整して栽培を行っている。


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