株式会社ケイ・オプティコムは、農業とIoTを組み合わせることで、海外産の果物や野菜など、栽培ノウハウを保有していなくても農作物を育成できるシステムの開発を目指す。
開発のため、アクトウォーターフォーラム、シリアス株式会社と協力し、IoTを活用した農業育成の検証を開始する。
現在、海外で人気が高い果物など一部の農作物については、日本の気候が栽培に適さないことや輸入時の品質保持の難しさから、国内ではほとんど流通していません。また、その他農作物の栽培についても、後継者不足という社会的な課題に直面しています。
検証第一弾として、台湾で生産されているパイナップル釈迦頭(バンレイシ)やフィンガーライムなどの農作物育成にIoTを活用し、国内で育成する検証を4月16日より大阪府八尾市で開始いたします。
本検証では、栽培するパイナップル釈迦頭(バンレイシ)やフィンガーライムなどの苗を育成に適した環境に保たれた育苗棟内で栽培し、温度、湿度、照度などの環境が苗の育成に与える影響を確認します。
育苗棟内に設置したセンサーや通信機器などを活用して棟内の環境データをIoTで管理するだけでなく、電気的刺激や水中の溶存酸素濃度の調節により、収穫量をより多く、収穫時期をより早くする促成栽培を行う予定です。
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現