ヴィンテージファーム、山梨県の遊休農地を活用してブドウ栽培へ。県による半額補助も

 ゴルフ場を経営するヴィンテージリゾート(山梨県北杜市)が、県指定企業的農業経営推進支援モデル事業の第1号認定を受け、農業生産法人(株式会社ヴィンテージファーム)を設立し、今月23日から、ワイン醸造用のブドウ栽培に着手する。

支援モデル事業は、遊休農地を有効活用するため、企業の農業分野参入を促す方法として県が平成20年に整備したもの。

モデル事業には補助制度があり、今回は4,500万円の事業費に対して、50%の2,250万円を県が補助する、という。

ヴィンテージファーム、山梨県の遊休農地を活用してブドウ栽培へ。県による半額補助も
農業生産法人では、遊休農地3万474平方メートルを耕作して、このうち2万4,722平方メートルに醸造用ブドウのメルロー、シャルドネなど6品種の苗木、合計1万1千本を植え付ける。計画によると、平成24年秋に本格収穫し、翌25年春には商品販売に踏み切る、という。

ヴィンテージリゾート(株)、(株)ヴィンテージファームは、平成27年9月15日に破産手続きを行った。ゴルフ場経営やブドウ栽培については全て、シャトレーゼグループが事業を引き継いでいる。