マーケティングリサーチ会社の(株)総合企画センター大阪は、農薬メーカーの事業動向・戦略について調査結果を発表した。2015年度における農薬の国内出荷額は3,358億6,900万円。主要各社は海外需要の取り込みを目指し、海外現地法人との連携や、海外での新製品販売等を積極的に行っている。
当資料では、国内の主要農薬メーカー19社をピックアップし、各社の製品展開、農薬登録状況、事業推進体制、主要提携状況、海外事業展開の動向等を分析し、今後の農薬メーカーのマーケティング活動に資するデータとしている。
概要
◆2015年度における農薬の国内出荷額は3,358億6,900万円(前年度比2.4%減)となった。国内の農薬市場は縮小傾向にあり、農業従事者の高齢化、労働力の不足等、様々な問題を抱えており、縮小に歯止めをかけることは容易なことではない。
その中で重要となってくるのが、海外需要の取り込みである。各社においては、今後の生き残りをかけて、海外展開の強化(海外現地法人との連携や海外での新製品販売等)に積極的に取り組んでいる。
◆エス・ディー・エスバイオテックにおいては、アジア地域を軸にダコニール関連剤の拡販を行うほか、インドのRamcides社との連携を強化することで、同国での需要確保に向けた取り組みを進めていく。
クミアイ化学においては、畑作用除草剤ピロキサスルホンの海外展開を加速し、2018年にインド、2019年にブラジルで各々登録を予定している。
日産化学工業においては、中国やブラジルに加え、東南アジアや欧米諸国での展開(現地法人との連携、新市場への進出、新製品の販売等)を加速し、海外需要を取り込んでいくとしている。
◆本資料では、国内の主要農薬メーカー19社をピックアップし、各社の製品展開、農薬登録状況、事業推進体制、農薬事業売上高、R&D展開状況、主要提携状況、海外事業展開の動向、今後の事業戦略等を記載し、分析している。
TPC市場調査レポート
「2016年 農薬メーカーの事業動向・戦略調査」
縮小する国内市場から海外需要の取り込みを図る各社の動向と戦略
詳細はこちら> http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr410160315
資料体裁:A4判167頁
発 刊 日:2016年9月23日
価 格:87,000円(税抜)
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